2016/04/12
どうも。
2009年、宇宙の果てにある天体が発見された。
その天体の名は「ヒミコ」。
ひ、HIMIKO!?
あの邪馬台国女王の名を冠する天体とはいったいどんな天体なのか。
っていうか、何でヒミコなんだ。
もっとこう、ギリシャ神話とかのかっちょいい名前じゃないのか。
ってことで、その「ヒミコ」とやらについて調べてみましたよ!
宇宙の果てにある謎の天体、ヒミコ
2009年、ハワイにあるすばる望遠鏡によって発見された天体、ヒミコ。
なんとヒミコは「宇宙の果て」に存在するという。
宇宙の果て?
そんな場所から地球に光が届くんかい。
っていうか観測できるんか。
その距離、130億光年!?
なんでも現在地球から観測できるヒミコの光は130億年前の光であると。
ってことは、
地球から130億光年離れた場所から放たれた光ってことだ。
この宇宙が誕生してだいたい138億年といわれてる。
なので、宇宙が生まれて8億年後にはヒミコが生まれたと。
ふむ、ヒミコは相当なババアってことだな!
<出典:ameblo.jp>
で、その130億光年先が宇宙の果てなんか?
実はNOである。
宇宙は今アナタがこれを読んでる間にも、
光速を超えるスピードで膨張を続けている。
なので130億年前にはそこにあったはずのヒミコも、宇宙の膨張に引っ張られて遥か先にまで遠ざかっちゃってるのだ。
今現在の地球とヒミコとの距離は、460億光年あると推測される。
ああ、ヒミコ、そんな遠くに行っちまって…w
そこはもはや人類が観測可能な宇宙の果て。
実際の宇宙はもっともっと先まで続いてるけど、地球に光が届くギリギリの距離にいるヒミコはまさしく
「地球から最も遠い天体」なのである。
ヒミコは超巨漢!?
で、ヒミコはどんな天体なのか?
なんと質量で言えば太陽の400億倍。
地球で太陽の重さを1キロとすると、ヒミコは400億キロだ。
とんでもねぇ超デブだ。
また、ヒミコの幅は5万5,000光年の広さを持っていて、我々の天の川銀河の半分くらいの規模になる。
初期宇宙ではダントツに巨大な天体である。
その後の詳しい観測により、ヒミコは
1列に並んだ3つの星団を巨大な水素ガスが取り囲んでいる天体
であることがわかった。
これは初期宇宙で銀河が作られている段階の天体で、年間で太陽100個分ものガスから星が次々と作られていると推測されている。
ヒミコには星が作られるときに見られる炭素とか酸素といった物質が少なく、原始的な水素とかヘリウムが主体のガス天体だ。
なのでヒミコはビッグバンによる宇宙誕生後の「原始銀河」じゃあないかと目されているのだ。
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