2016/04/12
どうも。
2015年、東京大学の梶田隆章博士がノーベル物理学賞を受賞した。
受賞テーマは
「ニュートリノが質量を持つことを示したニュートリノ振動の発見」。
あぁん?
あんだって!?
と老人の如く聞き返したくなる内容だけど、ノーベル賞とったんだからスゴイにちげえねえ。
で、結局ニュートリノって何やねんていう疑問しか残らんかったんで、調べてみたんよ。
ニュートリノって何ぞ??
で、ニュートリノとは何か。
この質問は一番本質的な問いである。
研究者からしたら
「それが何かわかんねぇから研究してんだよ!」
と。
けどこれじゃあ話が進まんので、一応わかってるとこまでのお話をば。
素粒子っていうヤツ
ニュートリノってのは「物質を構成する最小単位」の素粒子である。
物でも人間でも、細かくしてくと分子、原子っていうレベルまで小さくなる。
科学の授業を思い出せ!!
そっからさらに細かく見てくと、素粒子っていうとこに行き着く。
当然めっっっっっちゃ小さいんで、
どんな物質でも貫通しちゃう。
ニュートリノはそーゆーレベルの物質であると。
当然、目で見えないし触ってもわかんない。
知覚することなど不可能なのだよ。
それ、どこにあるの?
んでこのニュートリノは宇宙から飛んで来る物質で、
常に地球に降り注いでいる。
もちろん我々人間にもね。
何でも
毎秒100兆個ものニュートリノが我々の体を貫通している
のだ。
マジか。
大丈夫なのかソレ。
と若干不安になるけど、まあ地球が誕生したときからのことだからたぶん大丈夫なんだろう。
ニュートリノは空からも飛んで来るし、
地球の裏側に飛んで来たヤツが地球を貫通して地面からも飛んで来る。
まさに毎秒毎秒、360℃ニュートリノの砲撃を浴びてるようなもんだw
<出典:elephantgo.com>
こんだけ当たり前に大量に自然界に存在してるくせにその存在を感じない。
当然、質量なんか無いんだとみんな考えておったんじゃよ。
ニュートリノの謎と発見
この謎の物質ニュートリノを観測すべく、人類は観測装置を発明した。
梶田博士が使用した観測装置「スーパーカミオカンデ」は、
5万トンの水で満たされたタンクを通過するニュートリノがたま〜に水の原子と衝突して発光するのを観測する装置である。
<出典:www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp>
この装置を使って、空から飛んで来るニュートリノと地球の裏側(地面)から飛んで来るニュートリノの数を比較した。
まあ普通に考えれば、この2パターンは同じくらいの数になるだろうと。
でも実際は、
地球の裏側から来るニュートリノは空から来るヤツよりも数が減少していた。
これは何を意味するのか?
どう考えても地球を貫通してる間にニュートリノが変化してるに違いない。
じゃあ何が起きてるのか。
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