2016/04/12
どうも。
我々人類の母なる大地である地球の構造が一体どうなってるのか、疑問に思わないだろうか。
「思わん。」
…まあそう言わず、聞いてくれんか。
よく、地球の表面はプレートで覆わていて、プレートは内部へ沈み込んでってるとか、地震の話で出てくるやん?
じゃあその沈み込んだプレートはどこいくねんと。
そして地球の地下深くには一体何があるのか!?
それを今回調査してみた。
地球の構造
地球の半径はおよそ6400kmである。
つまり、地下6400kmまで行けばそこが地球の中心だってことだ。
しかし、人間が今までに到達できた地下はたったの4km。
地球内部はその1600倍もの距離があるのである。
あれだ、4kmっていったら地上で考えてみると、富士山よりも高いわけだ。
富士山1600個以上の距離が地下に続いてると。
深っけぇ!!
地球、すごい。
で、地球の内部構造の話。
地球を輪切りにしてみると、大きく分けて以下3つの層からなっている。
・地殻
・マントル
・核
名前くらいは聞いたことある人も多いと思うけど、それが一体何でできてて、どんな風になってるのかまでは知らんだろう。
そうじゃろう。
じゃあ順番に説明していこう。
地殻
まずは地殻。
地球の表面を覆っている部分である。
大陸地殻と海洋地殻とに分かれてて、要は陸地か海かの違い。
大陸地殻の厚さは場所によって全然違うけど、平均すると30〜40kmくらい。
海洋地殻は6kmくらい。
地殻は主に花崗岩とか安山岩とか玄武岩といった岩石でできている。
ちなみに地震の話でよく出てくる「プレート」ってのは、この地殻全部と次に出てくるマントルの一番上の部分にまたがってる層のこと。
「リソスフェア」って呼んだりもする。
マントル
ほんでマントル。
マントルの厚さは2800kmもあり、地殻とは比べ物にならんほど深い。
マントルは深さによって「上部マントル」と「下部マントル」に分けられている。
上部マントル
上部マントルの中身は主に「かんらん石」でできてる。
<出典:ja.wikipedia.org>
これはあれね、ペリドットっていう宝石。
他にも、ガーネットとかダイヤモンドなんかも含まれてたりする。
そう、上部マントルの中は宝石の宝庫なのである。
ヒャッハー!!
でもこのマントル、温度は1000℃にもなるんでとてもじゃないけど採掘できねぇ。
じゃあ何でマントルの成分がわかるのか?
それは火山活動によって地下深くから溶岩と一緒に運ばれてきた岩である。
「ゼノリス(捕獲岩)」って呼ばれてて、これにさっきのかんらん石が含まれてるんだね。
下部マントル
上部マントルは大体地下440kmくらいまで、それより下が下部マントルになる。
深さは2000km以上だ。
ここから先は、ゼノリスも上がってこないほど深いとこなんで、内部構造は地震波によって計測するしかない。
で、その結果、マントル内部には温度の高い場所と低い場所が存在することがわかっている。
しかもそれが移動しているのである。
マントルは地下に行けば行くほど圧力が高くなっていき、超固い。
地殻の岩石なんかよりも超固い。
その中を移動してるだと??
何が移動してるかというと、あの「プレート」である。
沈み込んだプレート(スラブ)はそのままマントルまでぶち抜けて、マントルの底にまで到達。
このプレートは地殻から来てるんで、温度が低い。
そしてマントルの底で暖められた元プレートは再び上昇して(プルーム)、地殻へ戻っていくのである。
このスラブとプルームの移動がマントル内部の温度変化の正体ってこと。
超固い岩石であるマントルの中を移動するってのも想像がつかないけど、年間10cmくらいの速度で移動してるのだ。
次ページ、いよいよ地球の中心部!