2016/04/12
核
そして地球の最深部、核(コア)である。
核も「外核」と「内核」の2つに分かれている。
外核
地下2900kmくらいからさらに2000kmくらいの深い所を外核と呼ぶ。
この外核は今までの岩石とは違って、金属(鉄)でできている。
しかもこの金属は液状なのだ。
液体の鉄には流動性があって、この流れが地球の磁場を作り出している。
方位磁針が北を向くアレね。
外核の温度は4000〜6000℃くらい。
太陽の表面温度と同じくらいだね。
そらあ鉄も溶けるってもんよ。
内核
で、内核。
ほんとの中心部。
ここにあるのは鉄の塊だ。
月の3分の2くらいのサイズの鉄の塊が地球の中心。
温度は5000〜6000℃。
ん?何でこの高温で鉄が塊なのか?
液体と固体の変化には温度と圧力が関係してて、高温なら液体に、高圧なら固体になる力が働く。
地球の中心は温度も圧力もどっちも高い。
じゃあどっちやねんと。
地球では内核の圧力が超高いため、温度よりも圧力が優先されて固体になるのだ。
で、実は地球が誕生したときにはこの鉄の塊は存在しなかった。
当時は今よりももっと温度が高かったんで、圧力よりも温度が優先されて固体にならなかったと。
そのころは液体の鉄が地球の中心だった。
10〜20億年前にこの鉄の塊ができたと考えられてて、今でもちょっとずつ大きくなってるらしい。
はいよ、以上が地球内部の話ですた。
人類は地球から38万kmの距離にある月にたどり着いたけど、自分たちの足もとにはたった4kmしか行けてないんやねぇ。
喝だ喝!