2016/04/12

どうも。
宇宙空間に地球はポツンと存在してるわけだけど、その地球と宇宙との境界はどこになるんだろうか?と疑問に思ったとこはないだろうか。
こう、飛行機に乗ってて下は雲、上は空しかないみたいな高度にいると、あとどれくらい上がったら宇宙なんやろかと思うやん。
地球の回りは大気が覆ってて、「この線から宇宙」なんつーラインがあるわけじゃない。
じゃあどっから宇宙と呼べるのか?ってのを調べてみた。
地球と宇宙の境界は?
宇宙っていうと、空気も重力も無い空間である。
じゃあ地上から上昇してって、
空気と重力が無くなるところからが宇宙なのか?
実は違う。
地球と宇宙の境界は、国際航空連盟という組織によって定められている。
海抜100kmの場所に仮想ラインを引いて、そこから上が宇宙、下が地球と決めているのだ。
この仮想ラインを「カーマン・ライン」といって、このラインよりも上に行けば宇宙飛行を行ったということになる。
高度100kmの世界
じゃあ、その海抜100kmはどんな場所なのか?
ここは地球の大気圏の中でも一番高い位置にある「熱圏」という層になる。
一応、大気圏内なので空気はあるし、重力もある。
高度があがると空気が薄くなって気温がえらい下がることは知ってると思うけど、
この高度では太陽からの電磁波なんかを吸収するため、温度が2000℃くらいにまで上昇する。
超熱いやん。
ちょうどこのあたりでオーロラが発生したり、流れ星が光る場所でもある。
地球の上空
じゃあついでに地球の上空がどんなんなってるか見てみよう。
地球の大気圏は以下の4つの層で分けられている。
・対流圏
・成層圏
・中間圏
・熱圏
熱圏より上が外気圏っつって完全に宇宙になるわけね。
対流圏
海抜0m〜11mくらいがこの対流圏。
11mっていうとちょうど旅客機が飛ぶ高さなんで、我々の生活範囲である。
雨が降ったり雪が降ったり、いろんな気象現象が起こる。
上に行けば行くほど寒くなって、対流圏の一番上あたりはマイナス70℃くらいにまでなる。
成層圏
対流圏の上の層で、だいたい上空50kmまで。
オゾン層があるのがちょうどこの範囲のあたり。
ここでは太陽からの紫外線を吸収するんで、気温が一気に上昇する。
成層圏では季節風が吹いていて、風速は50kmにもなるらしい。
中間圏
さらにその上、80kmくらいまでを中間圏という。
オゾン層を超えるとまた気温は下がって、高度80kmではマイナス90℃を下回る。
だいぶ宇宙に近づいてきたね。
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