2016/04/12
どうも。
星が死ぬとき、一体何が起こるのか…。
大爆発を起こして終わるのか、線香花火のごとくショボショボとしぼんでいくのか?
大爆発とか起こしたら、まわりの星はどうなってしまうねん。
今回はその謎に迫ってみよう!
星が死ぬとき
星が最後を迎えるとき、みんな大爆発を起こして終わると思ってないだろうか。
実は星の最後には、いろんな種類がある。
太陽の最後 白色矮星
太陽が死ぬときは、一体どうなるのか?
太陽の寿命は100億年と言われていて、あと50億年ほどで死を迎える。
そのときには、太陽は現在の数十倍のサイズにも膨れ上がって、水星とか金星を飲み込んでしまう。
この状態を「赤色巨星」といって、死を迎えた星はとりあえず膨らむ。
その後はガスを放出しながらしぼんでいき、最終的には元の大きさの数分の1にまで小型化する。熱も失われていき、白い残りカスみたいな「白色矮星」の状態になって一生を終える。
太陽くらいのサイズでは大爆発を起こすのにエネルギーが足りず、こーゆー最後を遂げる。
非常に地味である。
超新星爆発(スーパーノヴァ)
太陽の3〜8倍くらいの質量を持つ大きい星は、壮絶な最後を迎える。
いわゆる「超新星爆発(スーパーノヴァ)」である。
死が迫った星はやっぱり膨らんで、「赤色超巨星」と言われる巨大な星になる。
そしてその後、木っ端微塵に大爆発を起こすのだ。
この巨大な爆発で星を構成していた元素を含んだチリやらガスやらが周囲にばら撒かれ、とんでもない衝撃波によって拡散する。
その残骸から次の新しい星が生まれるのだ。
超新星爆発が起きると、大量のガンマ線が放出される。
これを「ガンマ線バースト」といって、半径50光年以内にある星に壊滅的な被害を与える。
過去の地球の生命大量絶滅の原因の1つとも言われているのがコレ。
例えば地球がこのガンマ線バーストをモロにくらったとすると、
地上に住むあらゆる生命は絶滅、地表は汚染されて生命が住める環境じゃなくなってしまう。
再び生命が住めるようになるまでに数年〜数十年かかる。
ちなみにオリオン座にあるベテルギウスっていう、直径が太陽の1000倍くらいある巨大な恒星はいつ超新星爆発を起こしてもおかしくないと言われている。
地球への影響は大丈夫なのか!?と心配になるけど、地球からは640光年離れてるんでほとんど影響は無いとされている。
ガンマ線バーストこわい。
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