2016/04/12
NASAは危険を知っていた!?
はて、そんなつららができるほど寒いのに、
その危険性に誰も気づかなかったのか??
んなこたぁーない。
SRBを製造してるサイコオール社は当然、低温は危険だと知っていた。
特にそこの技術者は危険性を主張していたにも関わらず、上層部はそれを無視。
上層部:「できないのかね?」
技術者:「・・・・・・・・。」
サイコオール社はNASAからしたら下請業者である。
NASA様が「やる」といったらやらざるを得ないと。
NASA:「できないのかね?」
サイコオール上層部:「・・・・・・・・・。」
他にもシャトルの契約企業であるロックウェル・インターナショナル社の技術者も、つららができてたことに懸念を示して上層部に報告していた。
でもそこでもやっぱり上層部は報告を無視。
上層部:「できな(略
NASAもNASAで、当時は安全性よりもスケジュールを優先する風潮だったようで、
下請業者にはオラオラだったんだろう。
コンプライアンスなんてもんは二の次で、プロジェクトの進行を第一に考えたいわゆる「大企業病」に冒されていたのがホントの原因だったわけだ。
完全に人災やないか!
亡くなった宇宙飛行士が浮かばれんのう…(´・ω・`)
はい、以上でした。
この事故の後、安全性が見直されたりもしたみたいだけど。
結局2003年、再び大惨事を起こすことになるのである…。
天下のNASAといえど、巨大な組織になると大和田常務みたいな文化を変えるのが難しいもんなのかねぇ。
まあ時代も時代かもしれんけどねぇ。
コンプライアンス、大事。