2016/04/12
どうも。
2003年2月1日、スペースシャトル「コロンビア号」が空中分解して大破した。
乗組員の宇宙飛行士7名は全員死亡。
宇宙での任務を終えて、
地球へ帰還するタイミングで起きた悲劇であった。
そのとき一体、コロンビア号に何が起きたのか?
事故は未然に防ぐことはできなかったのか。
そこんトコロどうなのよ、ってことで調べてみましたよ。
コロンビア号、空中分解!!一体何が…
コロンビア号が空中分解したのは、地球に帰還するために大気圏へ再突入してから15分くらい経ってからのことだった。
機体がいくつもの破片になって落ちていく映像が残ってる。
宇宙でのミッションを終えて、ようやく地球に還れるっていうタイミングでなんてこったである。
原因は!?
機体が空中分解した直接的な原因は、
実はスペースシャトル打ち上げ時に既に起こっていた。
打ち上げの際、スペースシャトルは巨大な燃料タンクと一緒に打ち上がる。
あのオレンジ色のやつね。
で、この燃料タンクの外側は断熱材でコーティングしてあるんだけど、
この断熱材が発射後の空気抵抗によってベリっと剥がれた。
大きさとしてはカバン1個くらいのサイズだったけど、それがコロンビア号の左側の翼を直撃。
それによって翼に15〜20センチくらいの穴がポッカリと空いてしまったのだ。
※イメージね。
そして大気圏再突入後、摩擦熱で1,600℃を超える空気がこの穴から内部に入り込み機体の崩壊を招くことになってしまったと。
そう、悲劇は最初の段階から始まっていたのだよ…。
実は「あるある」だった!?
で、この翼の穴は誰も気づかなかったのだろうか?
そもそも断熱材ってそんなに剥がれるもんかいね?
実は、外部燃料タンクから破片が剥がれ落ちるのはNASAも認識していた。
でもそれは回避不可能なことで、「仕方ない」と考えていたのだ。
つまり「うん、あるあるだよ」と。
マジかNASA。
なのでコロンビア号でも、破片が飛んだけどいつものことってことで、詳しく機体の調査をしなかった。
ていうか、打ち上げてから機体に問題があってももうどうしようもねーからあんま深く考えるな、と。
全てはNASA上層部の危機管理と認識の甘さが招いた人災だったのである。
1986年のチャレンジャー号爆発事故から彼らは何も学ばなかったのだろうか?
喝!!
喝だNASA!!
事故は防げたかも?
もしNASAがこの状況でちゃんと調査を行っていれば、対応策を取ることができた。
当時、別の任務で発射準備中だったスペースシャトル「アトランティス」で救出に行く案とか、
宇宙で船外活動をして翼を修理する案が考えられた。
どっちもリスクがあることは間違いないけど、何もしないよりは飛行士たちが生還できる確率は遥かに高かった。
もしNASAがちゃんとした対応をとってれば、7名の宇宙飛行士は死なずに済んだかもしれない…。
完全にNASAの怠慢である。
はい、以上でした。
おいどうしたNASA。
これが大企業病というやつか。
巨大組織の上層部はみんな腐っとるんか!?
「部下の成功は上司の手柄、
部下の失敗は部下の責任!!」
( ゚Д゚)